モンテママのこどもと健康に暮らす

モンテッソーリ教育を受けたママが、子供と親が心身ともに健やかに暮らすを目標にした育児記録。

1歳 2歳からはじめよう!ボタン練習3つのポイント

1歳2歳のボタン掛け
今回は「ボタン掛け」についての記事です。

 

我が家では子供が2歳を過ぎたばかりの頃、3日でボタン付きパジャマが着られるようになりました。

 

これからボタン練習を始める方

なかなかボタンかけができずお困りの方

 

向けに、子供の様子を観察して気づいた重要なポイントをまとめました!

 

 

ボタン掛けに大事なのは?

子供ができるようになるまでを観察して気がついた大事なポイントはこの3つ!

 

  1. 指先を器用にすること
  2. 観察すること 
  3. 集中できる環境

 

指先を器用にすること

指先でどんぐりをつまむ

ボタンかけには、親指、人差し指、中指3本指が重要になります。 

 

指先で小さいものをつまみ、

指先に力を入れひっぱること

 

これができればボタンかけができます。

 

手は「第二の脳」とも言われるほど脳に影響がある場所。

手は、「第2の脳」とか「つきでた脳」と言われる。衣服の着脱や食事、あるいは人と手をつないだりするなどの人の日常生活のなかで重要な役割を果たしている。(中略)発達を支援する大切なものとしての手の存在が浮かび上がってくる。

出典:山岸陽子「自閉症傾向をもつ乳児の手の動きに関する一考察」北海道教育大学学術リポジトリより

 

幼い頃から積極的に指先を使う機会を与えられると良いですね。

 

指先を器用にする手作りおもちゃ 

我が家では、大豆などの小さいものをつまみ、穴に入れる遊びをよくしていました。

今回は指先を使う簡単な遊び方を2つご紹介します。

 

遊び方①

ミルク缶の蓋にビー玉が通る穴をあけ、落とすだけ!

ポトンという音も楽しめます。

豆、ストロー、爪楊枝などでもOK。

指先を器用にする方法

 

遊び方②

お椀を二つ用意し、片方に大豆などの乾燥豆を入れます。

つまんで移すだけでも意外と楽しんでくれます。

 

飽きたらトングやスプーン、お箸を使ってみてもGOOD!

その子の成長度合いによって、少しづつ小さいものへと変え難易度をあげると良いでしょう。

ウサギ

誤飲に注意する必要があるので、どちらも必ず保護者の見守りのもと行ってくださいね。

  

観察すること

幼い時は、言葉で説明するよりもやり方を見せることが大切です。

 

我々大人の行動は子供にとって早すぎるのでゆっくりと見本を見せます。

 

私も1歳の頃から子供を膝に座らせ、ゆっくりとボタンを付け外しするよう意識していました。

今思えば子供はよく観察していたと思います。

 

集中できる環境

着替えとなると、風邪をひかないようについつい急かしてしまいがち。

けれども集中できるようにできるだけ時間を取ってあげたいところです。

 

子供がボタンに集中している時には、声をかけたり気が散る行動をしないのが重要。

おもちゃも片付けておくと集中力アップにつながります。

 

親のサポートも最低限にし、「自分でやってみたい!」という気持ちを大事にします。

 

我が家の場合

初日は15分以上かけてボタンをはめました。

気が散らないように、 集中が切れるまで「できたね」という言葉もかけないように静かに見守りました。

ウサギ

何度か手を出してしまいそうになるのをグッとがまんしたよ。

 

パジャマの選び方は?

パジャマのボタンをつける子供

はじめてのボタン掛けは、パジャマがよいと思います。

 理由は、ボタンが大きく生地が柔らかいから。

 

 パジャマ選びに迷う方は下のポイントをチェックの上購入してみてください。 

  1. ボタンが大きいもの
  2. ボタンホールが大きいもの
  3. 生地が柔らかいもの
  4. ボタンがカラフルでわかりやすいもの

ボタンがカラフルなもののイメージはこんな感じ


 

どのボタンボタンホールが一致するかがでわかるので、一人でやりたいタイプの子にはぴったりです。

 

無印さんのパジャマも評価が高いようです。

  

子供のやる気を出すには?

子供がやりたくない時に強要してしまうとその後も嫌になる可能性があります。

 

早くできるようになってほしい場合は、

子供が好きな柄の服を選ぶ

他の子がボタン掛けをしている動画を見せる

ことでやる気を出してくれます。

 

ウサギ

動画ならおかあさんといっしょ「パジャマでおじゃま」がオススメ!

 

我が家の場合

ボタン付きのパジャマは久しぶりに出したので、見た瞬間にやりたくなったようです。

それから3日ほど練習し、すぐに出来るようになりました。

 

ボタンかけは何歳から?

一般的には2歳半頃から練習を始めている方が多いようです。

 

しかし何歳からと決めずに子供のやる気が出た時点で始めるのが良いでしょう。

 

私は1歳後半から挑戦してみるのが理にかなっているのかなと思います。

その理由は敏感期との関係でご説明します。

 

敏感期との関係

 ボタン掛けの練習を1歳後半から始めても良いと考えるのは、

落とすこと入れること通すことの敏感期が1歳〜2歳頃と言われているからです。

(もちろん個人差があります)

 

私が取り入れているモンテッソーリ教育では敏感期と呼ばれる時期があります。

※「敏感期」とは:子供特定のものに興味を示す時期。特定のものにこだわったり、強い愛情を持ったりする。

 この時期にやりたいことを、やりたいだけやらせてあげることで、すぐに吸収できるとされています。

 

モンテッソーリ教育を確立したマリア・モンテッソーリの著書にこんな言葉があります。

七歳あるいはそれ以上の子どもが文字を正しく把握するためには、幾度ものくり返しが必要とされますが、四歳の子どもには一度きりで十分なのです。これらはすべて「敏感期」によってなせるわざです。

出典:マリア・モンテッソーリ著「新しい世界のための教育」p16より

 

我が子がボタン掛けをマスターしたのは、ちょうど落とす・入れることへ熱い情熱を注いでいた時期。

だから数日でできるようになったのかもしれません。

 

モンテッソーリ教育や敏感期について詳しく知りたい方はこちら⇒

kokeku.com

 おすすめ書籍のご紹介はこちら⇒

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まとめ

ボタン掛けについて参考になりましたか。

今回の大事なポイントはこちら

  1. 指先を器用にすること
  2. 観察すること
  3. 集中できる環境
  4. 扱いやすいパジャマを選ぶ
  5. 敏感期を逃さない

 

たかがボタン掛けと思うかもしれませんが、見守り方次第で子供の集中力を高める貴重な時間になります!

 できるようになった後も「もっとやりたい!」と言われたら、時間が許す限り付き合ってあげたいですね。

 

 ★今後もモンテッソーリ教育やその取り入れ方についての記事を書いていきます。

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